この1年、まことを支えてくれたいろんな人たちに感謝!
あの生死を分けた(!?)腫瘍減量手術から、はや1年が経とうとしています。あの当時から考えると、今こうしてほとんど普通に生活しているのがまるで夢みたいです。もちろんまだでっかい肝転移が残ってますが、いまのところ症状はほとんどなく、普通に動き回れるし、短時間ではありますが仕事もできるようになりました。
一時は16キロ減った体重も80%くらい元通りになり、髪の毛も元通りフサフサ。外見からは病人には見えないと思います。
命の恩人たまごっち先生は言うまでもなく、この一年間、治療の再開を強要せずに、術後の回復とQOLの向上に集中させてくれたホークアイにはとても感謝してます。(腫瘍はちょっとでっかくなっちゃいましたが...)あらためて、2人の力量と判断力には頭が下がります。
オリンピック観戦中(?)のチビダル。がんばれニッポン!
いろいろ悩んでいたヨーロッパでの治療ですが、来月の9月中旬にスイスのバーゼルに行くことになりました。
どの国も予約が一杯で、最低3ヶ月待たないといけないと言われていたのですが、偶然にも私のサイコセラピスト、スー先生がバーゼルのその大学病院の出身で、さらに今ちょうどバーゼルに里帰り中。直接病院まで足を運んでくれて、私の病状を説明し、頼んでくれたそうです。すぐに病院から連絡があり、9月15日の予約を入れてくれました。
スー先生どうもありがとう!
しかしそれでもまだ1ヶ月以上もある。それまでどうか体がもちますように...。
チビダルは今日も元気。すくすく育ってます。
まこととJJのお家に新しい家族がやって来ました。ちっちゃなダルメシアン、名付けてチビダル(でも仮名)。6月4日生まれで、ちょうど9週間です。こないだの日曜日、となりのネバダ州まで片道4時間半かけて車で迎えにいきました。本当の名前は...まだ決めてませ~ん。
実は私、当分新しいワンちゃんを飼うつもりはありませんでした。先代のダル、スパーキーががいなくなって(安楽死~我が愛犬の最期)まだ6ヶ月です。しばらくはスパーキーの思い出に浸るつもりでした。でもJJは寂しくて仕方がなかったようで、私の知らないうちにブリーダーから、まだ生まれていないチビダルを「予約」していたのです。
病気のこともあり、あまり気が乗らなかった私。でも生まれてきたチビダルの写真をみると、先代スパーキーによく似ています。おもわず「この子が欲しい!」と思ってしまいました。
帰りの車の中でゲロピー3回、気分悪そう...。
...ということで、このヨーロッパ治療の他にも、ここでやれる抗がん剤治療が2つほどあるそうですが、ホークアイもあまり乗り気ではなさそうなので、パスするつもりです。正直なところ、私のガン、あまりにも大きくなりすぎて、体内で核爆発でも起こさないことには、びくともしないってことでしょうか...(涙)。
ドイツ、スウェーデン、スイス、それともオランダ?
それで数週間前から、本格的に情報収集を始めていたのですが、一番の問題は、どこも予約でいっぱいということです。最低2~3ヶ月以上後かキャンセル待ちの状態のようです。ホークアイの推薦や、以前に治療を受けた人たちの話を聞いたりして、とりあえず4ヶ国には絞りました。(スイスのバーゼル、オランダのロッテルダム、スウェーデンのウブサラ、そしてドイツのバードベルカ)。すでに現地の病院にはこれまでの検査や手術の記録、CT、OctreoscanのCDなどを送っています。とにかく一番早く受け入れてくれるところになりそうです。
ちなみに治療費は、場所によってかなり開きがあるようですが、だいたい1回につき2,500から7,000ユーロ。決して安くないです(とくにドルがめちゃめちゃ弱い今は)。放射能の関係で2、3ヶ月の期間をおいて、最大3~4回の治療までしかできないそうです。先日電話で話したイリノイ州のおじさん(70代の元大学教授だそうです)は2005年にスイスで2回の治療を受けて、3.5cmの肝転移が全部消えたそうです。3年後の今も再発はしてないそうです。また、ここベイエリア在住の女性(40代くらい? 彼女もホークアイの患者です)はドイツに2回行って、大きな腫瘍が半分に縮んで、この9月に3度目の治療に行くそうです。もっとも、臨床結果によると、全く利かなかったり、少し縮んでもすぐにまた大きくなるケースもあるようで、過大な期待はできないようですが、やってみる価値はあるかもしれません...。
また経過、報告します。
(終)
ホークアイとの前回の診察で、すぐに治療を開始するように言われ、オプションもいくつか提示されていたのですが、結局ずるずると決断ができないまま、もう2ヶ月経ってしまいました。
というのも、その6週間後、再びホークアイに会うことになっていたのですが、クリニックへ行ってみると、なんと休暇中。(とうとう自己最短診察記録を0秒にまで縮めたか...。)困惑した助手が対応に来るのですが、状況をあまり把握してません。結局その日は血液検査をしただけで、ネチネチとイヤミをたくさん言って帰ってきました。後日、その助手から連絡があり「先生はあなたがもうヨーロッパ行きを決めたと思っていたようです」というとんちんかんな答えが返ってきました。
前回ホークアイの提案した治療法の中に、現在ヨーロッパの数カ国(オランダ、スイス、スウェーデン、ドイツ、イギリスなど)でしか行われていない「PRRT」というのがありました。実はこの治療法、JJも前からインターネットとかで調べて情報を集めてしました。たまごっち先生も以前話をしていたことがあります。そして今回はホークアイも、この治療が私にとって一番良いと思っているようです。
PRRT (Peptide Receptor Radionuclide Therapy)
日本語で直訳すれば「ペプチドレセプターを利用した放射性核種治療(?)」。よく分かりませんが、核医学分野の技術だそうで、早い話ががんに核爆弾を落とすようなものらしいです。なんかすごく恐ろしそうなのですが、従来の抗がん剤よりは、ずっと副作用は「マシ」だそうです。
素人の理解なので、かなり単純化してますが、膵内分泌腫瘍がソマトスタチンというホルモンを引き付けやすいという性質を利用して、「核兵器」をソマトスタチンと一緒に血中にIV投与すると、ソマトスタチンがその「核兵器」をがん腫瘍の所まで持っていってくれて、そこに落としてくれるという仕組みだそうです。だから、全身に薬がまわる抗がん剤と違って、がん細胞がメインターゲットになるので副作用も少ないらしいです。Octreoscanという検査があるのですが、その結果、私の腫瘍は特にこのソマトスタチンの集積率が高いらしいので、ホークアイはこの治療が有効ではないかと見ているようです。
(つづく)

