今日もまたトレーニングの話題です。
犬を飼ってない方にはつまらないと思うのですが(すみません)、ダルメシアンなどの難しい犬種と真剣に向き合っている飼い主さんからは、よく興味深い話をありがとうと、お礼まで言われてしまいます。
なので嬉しくなってつい書いてしまいます(笑)。
私が今実感している、トレーニングの楽しさや、それにより愛犬との絆やコミュニケーションの幅が深まる喜びもここで表現できたらと思っています。
先日、セミナーでトレーナーの方が言われた言葉です。
「犬も学んで、社会の一員になることで、自信を持つことができるのです。」
まさにその通りだと思います。
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今日は、グッドシチズンテストの2回目のトレーニングクラスでした。
今回は前回よりも、すこし環境の難易度をあげて、テストの10項目を練習しました。シェルター犬やボランティアの方も「邪魔をしに」(←意味分かります? 笑)やってきました。
10項目の中でも、とにかくコナーが一番苦手なのは、見知らぬ人や犬が近づいて来たときに、カジュアルに落ち着いた態度で迎えることです。もうシッポブンブンで興奮しまくって、人だと飛びつこうとするし、犬にもぐんぐんリードを引っ張って近付こうとします。(汗)
シッポフリフリは良いとしても、この項目をパスするには、基本的に、人は「おすわり」の体勢で迎え、そしてその後、人が触ってきてもひるんではいけません。犬の場合は、少し興味を示すのはいいのですが、あとは大人しくしていないといけません。逃げたり、攻撃的になったり、ガウったりするのはもちろん問題外です。
ではどうやって、このような好ましくない態度を矯正するのでしょう?
何度も言ってますが、陽性強化では「積極的な罰」を与えることはしません。「積極的」と言うのは意味があって、これはリードで首輪を引っ張ったり、叩いたり、掴んだり、大声で怒鳴ったり、といった「加える」罰です。
だけど、陽性強化でも罰が無い訳ではありません。代表的なのが「無視」です。犬が飛びつこうとすると、すかさず体をそらして無言で歩き去ります。しばらくして、犬が落ち着いたら、また戻ってきて、それをくり返ります。きちんと座って迎えることができるまで、犬にかまってあげません。
そんなんで本当に通用するの?て思うかもしれませんが、慣れたトレーナーさんがこれをやると、ほんとに見ている私まで「ぐさっ」と傷つくくらい、冷酷な仕草なんですよね〜。(笑)
犬はかまってもらうのがなによりも嬉しいのだから、こんな風に無視されると、絶対ショックだと思います。(笑)
よくいたずらするワンコを叱っても叱っても言う事を聞かない、って言いますが、結構、犬はかまってもらっていると思ってるのかもしれません。罰を与えているつもりで、犬を喜ばせているんじゃ、いたずらも治らないし、逆効果ですよね。
そしてもう一つのテクニックは「カウンターコンディショニング」です。「カウンター」とは「逆」の意味です。
例えば、飛びついて欲しくないシチュエーションでは「SIT(お座り)」するように訓練します。飛びつきながら座ることは物理的に不可能なので、自然と飛びつきを無くして行ける方法です。
このような「カウンターコンディショニング」の例は陽性強化の本に沢山書かれているので、いろんなシチュエーションに、このテクニックは役に立つかもしれません。
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