昨日ちょっとご紹介した、アジのための「Balancing Training」。
犬なんだから、バランス感覚があって当然じゃないの??、と思ってたのですが、こんな訓練も一応必要なんだそーです。
最初はこのような低めの小さなストゥールから始めて、慣れてくると、フィットネスなんかで使っているような、ふにゃふにゃのVersa Disc などで練習すると良いそうです。
Versa Disc
昨夜は、とにかく小さなストゥールの表面積に、コナーが4本脚を全部乗せるまでに10分くらいは掛かったと思います。(←クリッカートレーニングでは長い方です。)
前脚を、ストゥールにひとつ掛けたらクリック、もうひとつも掛けたらクリック、ほんの小さな進歩でも、すぐさまクリックして褒めてあげます。
こうしているうちに、コナーはだんだんと、ストゥールに何か働きかけたらご褒美が貰えることを認識し始めます。でもなかなか4本脚全部を乗せることは思いつきません。ストゥールを飛び越えたり、前脚だけ置いてみたり...しばらく試行錯誤を繰り返します。
そしてそのうちに、偶然に4本脚全部がストゥールに乗った瞬間がありました。そこですかさず「Yes!」と叫んでクリック!これでコナーの頭上には、「そうか、分かったぞ!」と豆電球がピカッと付くのです。
もちろん、これはコナーが特別に頭の良いワンコだからではありません。
「え、違うの〜?」
(「ご褒美」と言うのは食べ物だけではありません。そのワンコが好きな物、事、全てです。)
陽性強化でしつけられたワンコの「学習速度」がとても速いのはこのためです。(これが通用しないと思っている人は、たんに要領を理解していないだけです。)
何度も書いてますが、陽性強化は、好ましくない事をを「止めさせる」のではなく、その変わりにやって欲しい、代わりの「好ましい行為」を教え込みます。だから「NO」と言う言葉すら必要ありません。
ちなみに、NOだらけの叱責や体罰でしつけられたワンコは、うまく行けば(←もしうまく行けばです)、おとなしくて何もしないワンコになるかもしれません。でも、あなただったら、そういうシャイで消極的なワンコがいいですか?
それとも積極的に、すすんで「好ましい行為」をするワンコがいいですか?
こんな風に言うと、普通の家庭犬ならば、大人しくなればそれでいいと思う人が結構多いんです。(体罰式のトレーニングがなかなか無くならない訳ですよね...悲)
ならば、私はそーゆー人は、最初からそーゆー何もしない性質の犬を選べばいいと思います。例えば、わざわざダルメシアンのような、ハイエネルギーでアクティブな犬を飼って、その素質を強引なしつけや訓練で潰す必要はないと思います。
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話はバランス訓練に戻りますが、今日はさらに、ストゥールの上に乗ったまま、回転できるようになる訓練です。
こちらは、だいたい5分足らずで成功です。
このまま、あとは私が動かなくても、自分で回れるようになるようトレーニングします。その後は、もちろんひたすら「プルーフィング!、プルーフィング!、プルーフィング!」(笑)
んで、肝心のコナーのバランス感覚は...う〜ン、今のところ、まあまあイケてると思いますけど...、どうでしょう??(笑)
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明日からラリーの練習も始まるコナー、丸くなってお休みです♪
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