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2017/10/20 08:32 |
「Doggie Zen」〜その1

寒いけど、良い天気♪
 

さて、先日から「プルーフィング」について書くとずっと言ってますが、いろいろ詳しく書いていると、長くなりそうなので、シリーズ化して少しずつ書くことにしました。

今日はそのイントロダクションです。

最近はよく、コナーと私のやっているトレーニング法を参考にしています、という嬉しいメールを頂く機会が増えました。私のへたっぴな文章も、一生懸命読んでくださっている人がいると思うと、もっともっとたくさん、色んなことをシェアしたいという気持ちになります。ありがとうございます!

もっともっと陽性強化のテクニックが普及すれば、しつけを口実に虐待される犬の数もぐっと減るだろうになぁ...と、もどかしい気もします。



 
 
まず、プルーフィングを含む、これから8週間のトレーニングは、俗に「Doggie Zen(犬の禅)」などとも言われてるものです。「禅」とかいうと、ちょっと奇妙に聞こえるかもしれませんが、早い話が、セルフコントロール(自粛)です。

よく、犬飼いの人が「うちの犬はコマンドが分かってるのに、気が向いた時しかしない」て言ってるのを聞いた事がありませんか?

この言い方は、私は個人的には正しくないと思ってますが、まあ要するに、ベーシックコマンドはすべて知っているはずなのに、まわりに誘惑があると、飼い主の言うことが耳に入らないと言う事です。

セルフコントロールとは、回りのありとあらゆる刺激(他人、他犬、匂い、騒音など)に惑わされず、飼い主の合図がきちんと耳に入るよう、犬の集中力を上げる訓練です。

なので、この訓練を受けるには、ベーシックコマンド(合図)を犬が理解しているのが前提です。



コナーは、分かってるのに無視するのかなぁ?

***
 
今日は、私の理解している限りの、旧式(服従式)のやり方と、陽性強化のやり方の違いを書きたいと思います。

旧式の犬の集中力を上げる訓練法は、犬の「自主的なセルフコントロール」に基づいているとはかなり言いがたいと思います。というのも、やはり、飼い主に従わないと怖い目に合いますよ、という脅迫がベースになっているからです。

そして、旧式の考え方は、あくまでも「飼い主」と「回りの環境」は対立関係にあります。つまり「飼い主 vs. 回りの刺激物」、飼い主は、回りの環境に負けてはダメだ、と言うやや「意固地」な考え方です。

言い換えれば、犬が飼い主の指示に従わないのは、犬が、やって欲しいことは分かっているのに、わざと、もしくはあえて、回りの刺激の方を選んだ、という「憶測的な」判断に基づいています。

だから、集中力のない犬は、飼い主に意図的に従わない悪い犬、だから「罰」を与えて当然だと考えます。そして、この「憶測」は殆どの場合、間違っているので、そんなことしても効果はあまりなく、そうなると、今度はその犬の性格、または犬種や性別のせいにされてしまいます。(汗)

今まで、いったい何度、まともにトレーニングできない人が「ダルメシアンだから仕方ない」なんて言ってるのを耳にしたでしょう。いい加減うんざりします。

そして、最悪の場合は、今までの罰が甘過ぎた(!!)なんというトンでもない結論をだし、さらに厳しくビシバシ鍛えないとダメだなどと思い込むのです。

罰は与え始めるとキリがないです。どんどんエスカレートして行きます。怖いです。



「しめしめ...タオルだ♪」
 

陽性強化トレーニングでは、このような「飼い主 vs. 回りの刺激」みたいな考え方はしません。まず、刺激の多い場所で、犬が合図を無視するのは「分かってても従いたくないから」と言った早急な結論は出しません。

犬は人間よりはるかに、(ハイパーで神経質な性格だと、これまた数十倍も数百倍も)、回りの環境の変化に敏感だといいます。人間にとって、自分の家と近くの公園は、何の変わりもなく、同じようにリラックスできる場所かもしれません。でも、犬にとっては、普通の公園でも、そこにあるありとあらゆる匂い、音、近くを走る人間、犬、などが、まるで大観衆の詰まった熱気ムンムンのロックコンサート会場のように圧倒される場所である事が多いのです。

人間だって、回りの刺激に圧倒され、気を取られると、すぐとなりに居る人の声が耳に入らないことってあるでしょう。

習いごとをしている(もしくはしていた)人なら良く分かると思いますが、例えば、家でどんなにピアノの練習曲が完璧に弾けても、それを500人の観衆の目の前で、演奏するとしたら、全く別の話ですよね。

ゴルフの練習場で、どんなにいいティーショットが何発も決まっても、コースの一番ホールのティーショットで、皆に見られていると、いきなりシャンクが出たなんてことは良くあるでしょう?

緊張のあまり、逃げ出したくなったり「ちょっとマッタ」を掛けたくなったりすることありませんか?

犬が突然、飼い主を無視してふらふら歩き去ったり、他の人や犬を見てそちらの方に逃げ出したりするのも、単に「飼い主の言う事を聞きたくない」訳ではなく、圧倒的な回りの刺激に、興奮やストレスを感じ、それから開放されたいという心理状態にあることも十分に考えられます。

陽性強化では、このような犬の「心理状態」、つまり行動の「原因」を見極め、それを正すことに力を注ぎます。原因の現れである「行動」をむりやり止めさせることはしません。

具体的には、興奮して、異常な精神状態(ハイパー、怯え)にある犬を「リラックス」させるテクニックを学びます。人間でも犬でも、リラックスすれば、同時に集中力があがります。

そして、どんな環境でも、犬の集中力を上げることができれば、トレーニングは8割がた成功したも同然だと言います。だから、このテクニックは「通称Doggie Zen」などと呼ばれているのかもしれません。(笑)

クリッカーやおやつなどの報酬を使ってフィードバックを与える方法は、単にさまざまな「動作」を教えるだけでなく、犬に「リラックスする方法」も教えることができるのです。

すごいと思いませんか? アメリカではこの方法を使って、アジリティやオビディエンスなどを、ハイレベルで競う犬を育ている人がたくさんいるのです。警察犬だって、盲導犬だって、陽性強化のみでトレーニングされている犬もいます。

陽性強化法は、せいぜい家庭犬にしか使えないというのも、完全な間違いです。

私だったら、このテクニックを咽から手が出るほど習得したいです。だって、絶対にコナーを痛めつけたり、怯えさせる方法でトレーニングはしたくないから。

だからこれから8週間、しっかり勉強します。

興味のある方は、これからのトレーニングの過程をぜひ楽しみにしててくださいね♪



Doggie Zenで瞑想中(←これはうそ)

 
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2010/01/13 17:58 | TrackBack(0) | コナーのしつけ・訓練

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