昨日の陽性強化の記事に、たくさんのポジティブなフィードバック(反応)を頂きまして、とっても嬉しく思います。長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました♪
皆さんの鋭い読解力で、きっと私のへたっぴな文章も理解して頂だけたと思います。結局、私が伝えたかったのは、本当の「陽性強化トレーニング(positive training)」とは、最近よく安易に使われている「褒めて躾ける訓練」みたいな言葉とは一線を画すもので、(少なくともアメリカでは)もっと動物学的、科学的根拠に基づいた、もっとテクニカルな訓練法と言う事でした。
実際、アメリカでは「オヤツ、トーイ、他の犬とのプレイタイム」と言った「報酬」の方が、飼い主が褒めてあげることよりも、より効果があるという研究結果が出ています。陽性強化は、この「報酬」を多用します。
もちろん褒めることも大事ですが、最初は「報酬」とセットでしか使われません。そしてその褒める口調やコマンドも、基本的には明るいけど、落ち着いたニュートラルなトーンを使います。よほどやる気がない犬とか、どうしても奮起させなければいけない時(リコールとか)しか「きゃぴきゃぴ声」は使いません。(特にコナーは興奮しやすいので、いつも私はニュートラルです。)
それに、だいたい褒めることくらいなら、普段からだれでもやってますよね。いつも罰を与えている人だって、犬か言う事を聞けば、もちろん褒めるでしょう。
「褒める事に重点を置いた訓練法」なんて謳ってても、実際はチョークチェーンを使わせたり、他にも罰を訓練に取り入れているトレーナーもいます。
陽性強化では、そういう事は一切しません。
こんなの絶対に叱らなければダメじゃない?ってなシチュエーションも、よりポジティブなテクニックにすり替えられてます。まさに目からウロコです。だから面白くて完全にハマっちゃうのかもしれません。(笑)
やはり、本当に自分の犬を愛して、可愛がっているのなら、痛めつけたり、怖がらせたりして全く平気なわけないですよね。
だからトレーニングは、いつでも絶対に楽しくなくっちゃいけないと思うのです。
Dogs are our link to paradise. They don't know evil or jealousy
or discontent. To sit with a dog on a hillside on a glorious afternoon
is to be back in Eden, where doing nothing was not boring - it was peace.
or discontent. To sit with a dog on a hillside on a glorious afternoon
is to be back in Eden, where doing nothing was not boring - it was peace.
- Milan Kundera
いつもクリックありがとうございます♪
PR
トラックバック
トラックバックURL: