今日、www.carcinoid.org を見ていました。
ここは非常に役に立つカルチノイド及び内分泌腫瘍の関連情報が満載されている英文サイトです。
そこに投稿されているメールの中に、私の命の恩人、スーパー天然 天才外科医、たまごっち先生を大称賛している「元」がん患者さんの記事がありました。
その方は、4人の医者からすでに「手術不可能」と言われていた転移性カルチノイドだったそうですが、それでもあきらめずにいた所、このサイトでたまごっち先生の事を見つけ出し、会いに行ったそうです。他の医者たちは皆、スキャンを見て上腸間膜動脈 (superior mesenteric artery) が複数の腫瘍に覆われているので、切断不可能と思ったようですが、たまごっち先生は、この腫瘍は実のところリンパ節で、動脈を触らずに取り除けると判断したそうです。そしてその判断は正しく、先生は小腸の原発腫瘍と、リンパ節の7箇所の腫瘍を全て取り除き、その患者さんは今完全に「CANCER FREE」だそうです。
その「元」患者さんは、この病気を克服するためには、カルチノイドという稀ながんを真に理解し、スキャンを正確に分析する肥えた目を持ち、それを実行できる腕を持ったたまごっち先生のような専門家が必要だったと言っていました。
私がここで言いたいのは「たまごっち先生がどんなに素晴らしいか」ということではなく(確かに素晴らしいですけど)、その方がどんなに絶望的な状況に置かれても、あきらめずに解決策を求めつづけたと言う事です。
私は結構何事にも「いさぎよい」方で、がんと分かったときも「これだけ広がってるんなら死んでも仕方ないな」なんて思ってました。ですので半分さじを投げたような最初の主治医でも、素直に言うことを聞き、彼の指示にただ従っていました。ホスピスに行けと言われたら、素直に行ってたでしょう。
しかし、そのどん底から私を救い出し、主治医とけんかしてでも、私をたまごっち先生の所までたどり着かせてくれたのは、何が何でも「私が生きることにこだわった」ここでの唯一の家族、JJ(夫)でした。
私は結構何事にも「いさぎよい」方で、がんと分かったときも「これだけ広がってるんなら死んでも仕方ないな」なんて思ってました。ですので半分さじを投げたような最初の主治医でも、素直に言うことを聞き、彼の指示にただ従っていました。ホスピスに行けと言われたら、素直に行ってたでしょう。
しかし、そのどん底から私を救い出し、主治医とけんかしてでも、私をたまごっち先生の所までたどり着かせてくれたのは、何が何でも「私が生きることにこだわった」ここでの唯一の家族、JJ(夫)でした。
ある末期がんを克服した患者さんは、自信の著書のなかでこう書いていました。医者に好かれる「おりこうな患者になろうとするな」と。JJの場合は「おりこうじゃないがん患者の家族」でしょうか...。
「貧欲なまでに生きることにこだわる」
日本人の「武士道精神」の美徳に反することかもしれませんが、
これはがん患者が生き延びるために
とても大切なことだと感じます。
皆さんも
うちのチビダルのように
貧欲になってみませんか?
「ふんっ!」
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コメント
これまでの経過を読んでみて思った。
まことさんが生きる事が普通なんだと思ったよ♫
ココパパが密かに探し当てた名医もコナーを探し当てた事もすべて
まことさんへの愛情の深さが判るよね(^^v日々感謝♪
最後の【ふんっ!】親子って似るっつ~からな(爆)
多分瓜二つの親子なんでしょ(^^v
まことさんが生きる事が普通なんだと思ったよ♫
ココパパが密かに探し当てた名医もコナーを探し当てた事もすべて
まことさんへの愛情の深さが判るよね(^^v日々感謝♪
最後の【ふんっ!】親子って似るっつ~からな(爆)
多分瓜二つの親子なんでしょ(^^v
サンフラワーさん
コナーは自分(JJ)がスパーキーがいなくなって寂しかったというのもあったかも(笑)。私は最後の最後まで乗り気じゃなくて、おまけに予約するのが一番遅かったので、子犬を選べる順番は7匹中1番最後でした。スパーキーとそっくりのコナーを見つけて「私この子じゃなけりゃいらない」ってJJと話してたのです。すごく可愛かったから先にとられちゃうだろうなって思ってたら、ほんとにコナーが最後に余っちゃったんです。これってやっぱり運命だったのかな~。
病気のこと、人ごとと思って読んでる訳ではなくて
もしかすると自分や夫がそういう状況になることだって
あるかもしれないんだと思う。そういう時に果たして
まことさんやJJさんのように立ち向かって行けるの
かしら、とかね。
hanagonさんとサンフラワーさんも書いてらっしゃるけど
JJさんの愛情の深さに感動してます。
こうやって住んでる国は違えど、ブログを通じてだけど、
出会えて話せるのもお互い生きてるからこそ、ですね。
私、JJさんに感謝しなくちゃ。
コナーちゃん、ふてぶてしさがたまらない(笑)
もしかすると自分や夫がそういう状況になることだって
あるかもしれないんだと思う。そういう時に果たして
まことさんやJJさんのように立ち向かって行けるの
かしら、とかね。
hanagonさんとサンフラワーさんも書いてらっしゃるけど
JJさんの愛情の深さに感動してます。
こうやって住んでる国は違えど、ブログを通じてだけど、
出会えて話せるのもお互い生きてるからこそ、ですね。
私、JJさんに感謝しなくちゃ。
コナーちゃん、ふてぶてしさがたまらない(笑)
まっちゃん
正直なところうちの旦那はふだんは能天気で結構なんでもいい加減...。いざとなると人間ほんとに変わるんですね...(汗、汗)。
私もJJも「これで強くなった」とは言いませんが、このことで「人間ってほんとはこんなに強いんだ」ということは実感しました。まっちゃんたちも病気ではないにしても、十分人生いろんなことに立ち向かっていると思いますよ。
私も生きててまっちゃんやほかのブログ仲間と出会えたことにほんとに感謝しています。
私もJJも「これで強くなった」とは言いませんが、このことで「人間ってほんとはこんなに強いんだ」ということは実感しました。まっちゃんたちも病気ではないにしても、十分人生いろんなことに立ち向かっていると思いますよ。
私も生きててまっちゃんやほかのブログ仲間と出会えたことにほんとに感謝しています。
私もまことさんと同じように、もし癌と言われれば、そうか、と思ってそのまま、なりゆきに任せてしまうと思います・・・。
まだ20代なのだけど、もう充分生きたし、という感があるし。子供もいないし。
でも、それを止めてくれる人、私にはいないから、本当に死ぬでしょう*笑*
まだ20代なのだけど、もう充分生きたし、という感があるし。子供もいないし。
でも、それを止めてくれる人、私にはいないから、本当に死ぬでしょう*笑*
Brenda さん
Brenda さんはまだまだ若いしそんな心配ご無用です。すぐに「君を絶対ひとりにしない」なんて言う情熱的な彼が現れますよ(笑)。
ブログを読んでる限りでは、ポーランドの男性が一番Brendaさんを理解してくれるような感じがしますが、間違ってたでしょうか?
ブログを読んでる限りでは、ポーランドの男性が一番Brendaさんを理解してくれるような感じがしますが、間違ってたでしょうか?
生は永久の闘いである。
自然との闘い、社会との闘い、他との闘い、永久に解決のない闘いである。
闘え。闘いは生の花である。 (大杉さん)
自然との闘い、社会との闘い、他との闘い、永久に解決のない闘いである。
闘え。闘いは生の花である。 (大杉さん)
posted by 愚者の呟き at
2008/10/25
07:27
[ コメントを修正する ]
愚者の呟き さま
同感です。生きている限り、どんなに拒否しようとしても避けられないことです。もっとも最近は、自身との精神力の闘いようにも思えてきましが...。
いや〜そういう情熱的な人は、めちゃめちゃ好みですね〜
フランスには、確かにまだいないですね。。。
フランスには、確かにまだいないですね。。。
Brenda さん
>フランスには、確かにまだいないですね。。。
そうなんですか? フランス人も情熱的なロマンティストだと思ってました...(笑)。
そうなんですか? フランス人も情熱的なロマンティストだと思ってました...(笑)。
おひさ~
いろいろと考えるコトがあって暫くブログを放置してますが、元気です。
2週間おきの治療になったので少々嫌気がさしている様な状態で頑張っています。
まことさん はその後調子いいですか?
私も核種治療してみたいと思いはじめています。
いろいろと考えるコトがあって暫くブログを放置してますが、元気です。
2週間おきの治療になったので少々嫌気がさしている様な状態で頑張っています。
まことさん はその後調子いいですか?
私も核種治療してみたいと思いはじめています。
posted by おじんが~Z at
2008/11/04
16:30
[ コメントを修正する ]
おじんが~Z さん
お久しぶりです!
お元気でよかったです。コンピューターから離れて休養中の所、お邪魔してすみませんでした。治療、2週間置きは大変ですね。私も局部麻酔で肝臓に管をいれられたことが4回ありますが、あれはつらいです...。でも効果があることをお祈りしてます。
私は2週間後にスイスで2回目の治療です。今のところ血液検査も順調ですョ。
また気が向いた時はブログ更新してくださいね。気長に待ってます。
お元気でよかったです。コンピューターから離れて休養中の所、お邪魔してすみませんでした。治療、2週間置きは大変ですね。私も局部麻酔で肝臓に管をいれられたことが4回ありますが、あれはつらいです...。でも効果があることをお祈りしてます。
私は2週間後にスイスで2回目の治療です。今のところ血液検査も順調ですョ。
また気が向いた時はブログ更新してくださいね。気長に待ってます。
まことさんと生きたかったのですね!
貪欲に生きる・・・そうですね、私の祖母もそう言えるかもしれない。昨日~とうとう亡くなってしまいました。明治生まれで100歳
「大往生」とまわりは言います。でも私には
そう思えないのですよ。いつ訃報の連絡がきても
おかしくないのに・・・たくさん泣いて
もう涙も出ないってくらい泣いて、気持ちが少し
落ち着くとまた泣けて・・・こんなに涙が出るのかって~小さかった私に話してくれた童話・唄が
耳に残っている。ばあちゃんが大好きだった。
小さい頃の私には、ばあちゃんがすべてでした。
よく頑張りましたと見送ってきます。