私ががんになるず~っと前の話ですけど、80年代に日本に数年間、ビジネスマンとして駐在したことのあるアメリカ人の上司がこんな事を言ってました。
「日本人は最高の土台や柱を丹念に作るけど、そうしているうちにアメリカ人は家を一軒建ててしまう」って。
その時は、日本人がバカにされたみたいで、ちょっとムッとして「何でも適当にしかやらないアメリカ人の家はいつもガタガタに崩れるじゃないの」っと思ったのを覚えてます。(←もちろん口には出さなかったけど...一応上司なので...笑)。
でも、時間が経って考えてみると、やっぱり土台や柱にこだわってばかりいると、そのうち冬がやって来て凍えてしまうんじゃないかと思います。
その上司さんも、日本で働かなければ、いち早く家を完成させることばかりに気を取られていた自分に気づかなかったかもしれないし、同様に土台や柱にこだわり過ぎて、全く自分が進歩していないのに気付いてない人もたくさんいると思います。(いま偉そうにこれを書いている私自身もきっとまだそうです。)
この2年半(そして多分これからも)、レールの敷かれていない道を、試行錯誤で進んでいくことを余儀なくされて、今まで自分で持っていた信念とか、価値観とか、こだわりとか、そういったものがガタガタと音を立てて崩れていくこともありました。そんなもの投げ捨てて、それこそ基盤も柱もあるのかないのか分からない家を建てることもありました。
でも、もしかすると、これはがんという病気が私に教えてくれた、とても大切なことなのかもしれません。がん治療に限らず、人生すべてにおいて、最初はどんなに理不尽に思えても、どんなに自分の信念に反することでも、そんなの絶対許せない、冗談じゃない、くそくらえ(←すんまそん)と思ったとしても、やはりそれでも冷静に、いつも聞く耳だけは必ず持っていなくてはならないってこと。どんなにまずいものでも、それをゆっくり噛み砕いて消化吸収できれば、結局は自分のためになるんじゃないかってこと。
もちろん未知のものを何でも受け入れろって意味じゃないですけど...ただ、自分がずっと心に大切にしているものと相談(?)しながら、柔軟性とバランスを保っていくってことでしょうか...。
もし言ってることが訳分からなかったらごめんなさいね。
多分がん患者のたわ言です(汗)。
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最後になっちゃいましたが、たくさんの励ましやお祝いの言葉ありがとうございました♪
まっちゃん、hanagonさん、Kayさん、グレママさん、あやさん、haruさん、ユーコさん、momijiさん、お姉ちゃん♪、yanyanさん、guerogueroさん、ギグルママさん、Armaniさん、そらさん、まめままさん、みかさん、2daruruママさん、M先生、愛知のMKさん、福岡のKYさん、TMさん、SFベイエリアのCCさん、DGさん、他に言い忘れていたらすみません...そしていつもメールやコメントを下さる皆さん、このブログを見てくださり、陰で応援してくださっている皆さん、いつも本当にありがとうございます。
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