【警告】今日も犬の訓練ネタです。写真無し長文です。読んでしまった後の「精神衛生管理」は自己責任でお願いしま〜す。(笑)
明日からまたコナーのトレーニングが始まります。
そして、これから3ヶ月間は「強化月間」です。
「特訓」とか「強化」とか書くと、とうとうコナーも「ビシバシ」鍛えられるの?と思われるかもしれませんが、どうかご安心ください♪ スパルタでしごくつもりは毛頭ありません。(笑)
「強化」と言っても、クラスに行く回数を週2回に増やすだけです。
今通っているシリコンバレーのトレーニングに加えて、我が家の近所にあるSPCA(動物虐待防止協会)で行われているオビディエンス関連の訓練にも、週一で参加することにしました。
ここには、将来コナーと一緒に参加したいと思っている、セラピー犬のプログラムがあります。それはまだグッドシチズンにパスした後の話ですが、その事をリサーチしている内に、ここのトレーニングクラスの「ウインタースペシャル」を見つけてしまいました。
割引で、3ヶ月分のクラスが、2ヶ月分の値段受けられることが分かったのです。クラス内容も、中級オビディエンス、ラリーオビディエンス(競技)、グッドシチズン準備コース、トレイル(ハイキングコース)マナー、などたくさんのクラスから選べます。
でも一つだけ気がかりだったのは、一体どんな方法を使って訓練するのかでした。
まあSPCAなので「ジャラジャラしたチェーン」を首に巻いて引っぱり回すような方法は使わないだろうと思ったのですが、体罰や脅迫を使うトレーナーが、ここSFにも居ない訳ではありません。
それで、担当トレーナーの経歴をググってみたのですが、例の「サンフランシスコ・アカデミー」の卒業生でした。おまけに、彼女のクラスでは「チョークチェーン、ピンチカラーのたぐい」は一切使用禁止だとはっきり書かれてありました。
「お〜、これなら安心♪ 安心♪」
私とコナーにぴったりのクラスだったので早速サインアップしました。
これが私とコナーの今年のクリスマスプレゼントってとこでしょうか?
あ、これもいちお、クリスマスプレゼントでした。
別にクラスの回数を増やす事が上達のカギだとは思ってませんが、クラスに出席するのが、とにかく楽しいのです。
陽性強化のテクニックというのは無数にあって、理論をちゃんと理解すれば、自分でも色んなレパートリーが作れます。だから、新しいトレーナーからは、もっと楽しく、新鮮なアイデアを提供してもらえるかもしれません。
そう、ポジティブトレーニングはとってもクリエイティブなのだ♪
それに引き換え、罰式訓練はいつもワンパターン...NOと叱ってチョークをグイッ。やる方もやられる方も楽しくないし、まず第一、芸がなさすぎ...。(涙)
なんだか、批判的に聞こえるかもしれませんが、私が別に自分の考えがより優れているとか、自分の訓練法を擁護したいとか、そういった狭い了見でこれを書いているのではありません。
より多くの人が、もっと犬にとって肉体的、精神的負担の少ないしつけ・訓練方法を理解し、実行することによって、社会全体の犬の福祉向上に繋がると、本気で思っているからです。
ところで、ついでに書きますが、このチョークチェーンとかピンチカラーといった体罰道具のたぐい、いつ頃流行りはじめたか知ってますか?
なんと「第二次世界大戦中」だそうです。
そう、もう60年以上前の話ですよ!
それも、当時は軍用犬の訓練に使われていたのです。
もともと、ジャーマンシェパードのようなゴッツくて頑丈な犬に痛みを覚えさせ、服従(洗脳?)させ、合図一つで人を攻撃するような行動を仕込むための道具です。
なのに、その姿を見て「タフでかっこいい」と思い込んだ人たちが、真似をしてフツーの犬にも使い始めたそうです。
人間だって「民間人」は軍事訓練なんかしないのに、フツーの「民間犬」に、本当にこんなしごき訓練をする必要があるのでしょうか??
軍隊の真似ごとをしたいのなら、せいぜい「ビリーズブートキャンプ」くらいにして欲しいです。(笑)
ホントに...。
「腕立て伏せ50回〜!!」
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Properly trained, a man can be dog's best friend. - Corey Ford.
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