日本はお盆休みですね。
...ていうか、お盆は地域によっていろいろ違うみたいですけど、私の田舎では、お盆は8月13日から15日の3日間で、最後の15日がご先祖さまのお見送りになります。
そしてお盆が来ると思い出すのが、2年前に受けた、大きな腫瘍減量手術。
私は2年前の今日入院、その日は大量出血防止のための肝動脈塞栓術を受け、そして翌日、執刀医のたまごっち先生曰く「バスケットボールくらいの量」のがん、そしてそれに侵された腹部周辺の臓器、腸の一部などを摘出する開腹手術を受けました。
この手術は、たまごっち先生本人からも「手術台で息絶える可能性は十分ある」と言われていたくらい危険で、それ以前にも外科医を含む数人の医者に「無理だ」と断られていたものでした。
一番最初の主治医(ホークアイではありません)に、たまごっち先生の手術を受けたいと相談した時も「あんたはアホか」と言わんばかりの口調で反対され、たまごっち先生の事も「何を考えているのか分からん、カウボーイ気取りか」と罵っていました。
まあ、この最初の主治医に関しては、半ばさじを投げた感じで、緩和的な処置以外、なにも積極的な治療はしてくれず、時期を見て「余命宣告」でもするつもりだったような感じだったので、私はその後さっさと、ホークアイの元へ去りましたが。(笑)
で、私が手術を受けた14日は、ちょうど日本時間の15日、実家ではご先祖さまをお見送りする日です。その時、サンフランシスコに来ていた私の両親は、それもかなり心配だったようで、日本にいる兄夫婦に、実家でお盆の行事をしっかり行うように指示してたみたいです。
あとで父は「(死んだ)婆さんに、絶対におまえを連れて行かないでくれ〜、って皆でお願いしたんだぞ」って教えてくれました。
早く散歩に連れてって欲しいコナー
そして、これもまた後から分かったのですが、今度はSFベイエリアのとある仏教会から手紙が届き、それには普段からあまりウマの合わない私の義母(JJのお母さん)が、私のために教会に寄付し、彼女の要望で、8月13日から15日の間、ずっと教会で私へのお祈りが捧げられたと書いてありました。
また手術の直後には、思いがけない人たちからお花が届いたり、お見舞いに来てもらったり、こんなにもたくさんの人が、私の回復を祈ってくれていたんだと知りました。
今では、私の手術がうまく行ったのは、単に運が良かったからだけではなく、きっと皆の祈りが通じたんだと思っています。
あともう少しで終わるからね〜♪
闘病生活が長くなればなるほど、患者本人や周りの人たちの「信じる力」が失せてしまう時ってありますよね。だから変な言い方ですが、時々ガン治療の心構えも「初心に戻らなくては」と感じることがあります。
告知直後はきっと多くの人が「絶対に治る、治してみせる」ともっと楽観的に信じることができたのでは...。
何でも長期戦になるとすれば、これまた精神力との勝負でもあります。
術後2年経過♪ また初心に戻って、前向きに意気込むまことでした♪
(おまけ)
トップのバナーと同じポーズの写真が撮れました♪
ちなみにバナーは6ヶ月前のコナー。
ちょっとだけ大人っぽくなってるかしらん♪
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