[写真]S大学付属病院がんセンター。吹抜けの広々としたロビーはピアノやハープの生演奏も聴けて、まさに癒しの空間。お金のある病院は違います。
保険騒動にも片が付き、晴れてS大付属病院に移ることになり、私はすぐにたまごっち先生の手術を受けるものと思ってました。しかし、最初に紹介されたのは、今後、私の担当主治医となる腫瘍内科の先生、ホークアイ(仮名)でした。彼はいわゆる膵内分泌腫瘍研究者のひとりで、以前K病院時代に、セカンドオピニオンをもらうために一度会ったことがありました。たまごっち先生よりは少し若めですが、彼も教授レベルのえらい先生のようです。礼儀正しく紳士的で、たまごっち先生とはまるで大違い。
彼との初診には、紹介者のたまごっち先生もやって来ました。気配り上手なホークアイは使う言葉や表現にも慎重です。しかし、そんな細かい配慮に全く気づかないたまごっち先生は、いつもの調子で「早く手を打たないと、持ちませんよこれはー」なんて言っています。ホークアイが思わず苦笑いするのを私は見ちゃいました。
この時、ホークアイは私がすぐに手術を受けることは賛成ではなかったようです。もちろんたまごっち先生の前ではっきりとは言いませんが、「もし腫瘍が小さくなれば、手術の危険性は低くなる」という理由で、膵内分泌腫瘍の臨床試験に参加することを提案しました。製薬メーカーがスポンサーになるので薬剤等はすべてタダです。抗がん剤嫌いのたまごっち先生もこの試験のそれまでの成果は高く買っているようでした。(もちろん詳しく話したりしませんが、たまごっち先生の反応はわかりやすいので。)とりあえず、その日は資料をもらって家でよく考えることにしました。
保険騒動にも片が付き、晴れてS大付属病院に移ることになり、私はすぐにたまごっち先生の手術を受けるものと思ってました。しかし、最初に紹介されたのは、今後、私の担当主治医となる腫瘍内科の先生、ホークアイ(仮名)でした。彼はいわゆる膵内分泌腫瘍研究者のひとりで、以前K病院時代に、セカンドオピニオンをもらうために一度会ったことがありました。たまごっち先生よりは少し若めですが、彼も教授レベルのえらい先生のようです。礼儀正しく紳士的で、たまごっち先生とはまるで大違い。
彼との初診には、紹介者のたまごっち先生もやって来ました。気配り上手なホークアイは使う言葉や表現にも慎重です。しかし、そんな細かい配慮に全く気づかないたまごっち先生は、いつもの調子で「早く手を打たないと、持ちませんよこれはー」なんて言っています。ホークアイが思わず苦笑いするのを私は見ちゃいました。
この時、ホークアイは私がすぐに手術を受けることは賛成ではなかったようです。もちろんたまごっち先生の前ではっきりとは言いませんが、「もし腫瘍が小さくなれば、手術の危険性は低くなる」という理由で、膵内分泌腫瘍の臨床試験に参加することを提案しました。製薬メーカーがスポンサーになるので薬剤等はすべてタダです。抗がん剤嫌いのたまごっち先生もこの試験のそれまでの成果は高く買っているようでした。(もちろん詳しく話したりしませんが、たまごっち先生の反応はわかりやすいので。)とりあえず、その日は資料をもらって家でよく考えることにしました。
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