アメリカで、メディカル大麻を合法に手に入れようとしている人たちに、つい先日、朗報がありました。
10月19日、米国司法省(Department of Justice)は、オバマ新政権の元では、州の法律に基づきメディカル大麻を「使用 (using)」「処方 (prescribing)」もしくは「配布 (distributing)」している人たちを、逮捕したり、起訴したりしないという方針を発表しました。
これは、以前からたびたび報道されていたことなので、全く「寝耳に水」だった訳ではありませんが、今回「公式発表」となったことで、ほっと胸をなでおろす人も多いでしょう。
これまでは、大麻の使用、売買は「一律違法」の立場をとる米国司法省の捜査機関(FBI、DEAなど)が、積極的に州のdispensaries(大麻配給センター)などを強制捜査して来たのが現状でした。
ですので、メディカル大麻を使用している患者も、厳密には、連邦の警察に逮捕され、留置所送り、起訴される可能性もあったわけです。
でも今回の発表で、事実上、連邦政府がメディカル大麻に関する各州の方針を尊重し、メディカル大麻を容認する形になったと思います。
これで私も安心して「大麻ショッピング」に行けるとゆーわけですね♪ (笑)
次回は実践編かな?
お楽しみに♪
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笑う「ハロウィーン魔女人形」とコナー
前回の続きです。
これでメディカル大麻を手に入れる方法が分かったので、私は早速、主治医ホークアイのいるS大付属病院、がんセンターのクリニックに電話をしました。
応対に出た看護士の人に「主治医にメディカル大麻の推薦状を書いて欲しいのですが」と頼んだところ...
「S大病院のポリシーで、ここの医師は「大麻の推薦」はしません。他で「大麻フレンドリー」な医者を探してください。」
とあっさり言われてしまいました(汗)。
まあ、これは最初から想像が付いてた答えなのですが...。
前もって調べていた感じでは、たとえカリフォルニアの州法が「合法」と認めていても、ほとんどの医師が、国レベルでは未だ違法扱いの大麻に関わることを恐れているようです。
個人的に「メディカル大麻」の使用に賛成でない医師もいるでしょうしね。
しかし同時に、メディカル大麻の法律に精通し、大麻使用を希望する患者の診断、推薦を専門にしている医者を見つけるのも、そう難しくはありません。
とくに最近はインターネットで検索すれば、そのような「大麻フレンドリー」なお医者さんはいくらでも見つかります。その中でも、情報の信頼性の高いサイトとしては、California NORML (http://www.canorml.org/) などがあります。
NORML(National Organization for the Reform of Marijuana Laws)は、全米ネットの大麻取締法の改正を求める非営利団体で、「California NORML」はそのカリフォルニア支部です。
このようにして、自分で良さそうな「大麻フレンドリー・ドクター」を見付けることができたならば、後は直接そのオフィスに連絡を取って、診察の予約を入れてもらうだけです。
今までの治療や処方薬のヒストリーなどが必要ですが、アメリカの病院では、患者本人が「記録室」に行けばすぐにコピーが貰えます。自分の主治医に言いたくなければ言う必要はないのです。
アメリカでは、どんな治療法を選ぶかは基本的に患者の自由です。たとえ主治医に話したとしても、それで主治医が気を悪くしたり、治療拒否をされたりすることはないでしょう。それは患者の当然の権利だという考えが、一般に浸透しています。
言い換えれば、なにを選ぶかは、すべて患者の自己責任ということかもしれませんが(汗)。
それにしても、いったいどのくらいの重病だと、大麻を問題なく推薦してもらえるのでしょう??
私のように、ほぼ普通の生活をしている者でも大丈夫なのでしょうか?
それはまた次回♪
お腹を押すと、甲高い魔女の笑い声が流れます♪
怖いもの知らずのコナーをちょっと脅かしてやろうと買ってみたのですが、コナーのリアクションは...??
....。
無反応...(汗)
本当に「怖いもの知らず」なのか、単に「ボケてる」のか、もう分からなくなってきました〜(涙)
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今日も晴天♪
昨日に引き続き、メディカル大麻の話題です。
今日はカリフォルニア州でのルールの概要です。
長くなると、あまり興味のない人には詰まらないと思いますので、簡潔に、少しずつ書いて行きたいと思います。
昨日も書いたように、カリフォルニアは医療目的の大麻使用が全米で最初に合法化された州です。
こちらは当時(1996年)に、この法案が可決された時の地域別の投票状況です。
賛成(緑色)が一番多かった地域は...一目瞭然ですね...ここSFベイエリアです♪
「カリフォルニア州」と一言で言っても、とても広いし(日本全土の約1.2倍)、場所によってはかなり保守的で反動的な所もたくさんあります。実際、全体的には44.4%の人が反対派で、かなり際どい可決だったようです。
メディカル大麻の合法化に向けての第一歩は、これまたこの革新的な街、サンフランシスコ・ベイエリアがもたらした、と言っても過言ではないでしょう♪
しかし、州で大麻使用が合法化されたといっても、国(連邦政府)が大麻を「薬」と認めたわけではありません。
だから医者は正式に大麻を「処方」することもできませんし、ましてや普通の薬局で大麻が売っている訳でもありません。
ではどうやって手に入れるのでしょう??
州法によると、医者は「処方」はできないが、診察した患者に「大麻を使用すると、病状緩和が期待できます」と言った内容の「推薦状」を書くことができるそうです。そして、それに基づき「メディカル・マリファナカード」と言う、写真付きの「IDカード」を発行します。
そして、患者はこれらを持って、州の各地にある「大麻配給センター(dispensaries)」に行き、そこで買えるしくみになっています。
ちなみに、この「配給センター」は、非営利団体によって運営され、大麻代も「寄付」という形で受け取っています。しかし、保守的な地域などでは、市や郡の条例で、この「配給センター」の設置を禁止してる場合もあります。そーゆー時は、何時間も運転して、遠くの配給センター行かなければならないようです。
まあ、言うまでもなく、SFベイエリアは「配給センター」はそこら中にあるので、このような心配はしなくて良いのですが...(笑)。
では私もさっそく、ホークアイ(主治医)に連絡して、「大麻推薦状」を書いてもらいましょうかね〜♪
...な〜んて、そんなに簡単に行くものなのでしょうか? どうなんでしょうね〜???
まあ、それは次回のお楽しみってことで♪(笑)
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第一回 プロローグ
以前、アメリカでの医療大麻(メディカルマリファナ)の事情について、ちょこっとだけ書いたのですが、続きを書くと言いながら、ずるずる今日まで来てしまいました。これに関しては「もっと書いて欲しい」というリクエストまで頂きました。ありがとうございます♪
今日は「団子三兄弟」と遊ぶコナー♪
と言っても医療大麻(平たく言えば、病状の緩和目的で重病人がマリファナを吸うこと)は一言では説明できない複雑な問題なので、シリーズ化して、少しずつ書いて行きたいと思います。
念のため断っておきますが、これはコナーの「メトロセクシャルシリーズ」のようなおバカシリーズではありません(笑)。
かといって、ときどき出てくる「ちょっとフツーぢゃない」まことさん(←誰?)の「ちょーマイナーな見解」という訳でもありません(笑)。
これはアメリカでは、ひじょ〜〜〜に真剣に議論されている問題です。
ちなみに今現在、州法により、がん患者やエイズ患者などが医療大麻を使う事が許されている所は13州あります。(ここカリフォルニアはもちろん、いち早く合法化された州です。)
ですが、国レベル(連邦法)では違法です。FDA(日本の厚生省のようなもの)ももちろん承認していません。
その辺の兼ね合いについても、次回書きたいと思います。
大麻(マリファナ)の医療面でのありとあらゆる効果はすでに証明済みです。中でも、疼痛の緩和、食欲増進などには絶大な効果を表すと言います。そしてもちろん、気分が高揚して「ハッピ〜〜♪」になることは言うまでもありません(笑)。
そして何てったって大麻は100%天然素材(?)でできてます♪ つまり、処方薬のような強い副作用もないとゆーわけです。
これが末期がんやエイズ患者にとって、どれだけ救われることか想像できるでしょうか?
私も一時は末期に近い苦しみを味わった人間です。あの時にオピオイド系鎮痛剤ではなく、大麻を使ってたら、あんな拷問のような日々を送らずにすんだのではと思わずには居られません。
がん患者にとっては、選択肢は多ければ多い程良いのです。
と言うことで、一体カリフォルニアでは、どうやって合法的に大麻を手に入れることができるのか、実際に私が自分でトライしてみることにしました。今は必要なくても、将来、念のためにね♪
これからの「大麻シリーズ」こうご期待(?)くださいませ♪
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