昨日、体重を計ったコナー
(写真はすべて携帯(iphone)でとりました。画質いまいちですみません。)
(写真はすべて携帯(iphone)でとりました。画質いまいちですみません。)
皆さん、こんばんは♪
昨日(夕方)は2週間ぶりのコナーのオビディエンス・トレーニングでした。クラスが終わって、家に戻るなり、どーっと疲れて寝ちゃったので、昨夜は更新ができませんでした。
昨日はとにかくめちゃくちゃハイパーだったコナー。(汗)
特に酷いのは、回りの人間(トレーナー、助手、他の飼い主さんなど)への飛びつき。これがどうしても治らない! CGCテストの時から散々練習してたので、わずかながら改善されたと思ってたのですが、またまた振り出しに戻った感じです。(泣)
クラス中にさすがにうんざりしてしまった私。でもシシリアさんはいつものように「コナーはadolescent(思春期)の真っ最中なんだから、行動に一貫性がないのは当たり前だ」と励まして(?)くれます。
彼女曰く、大型犬の「マジックナンバー」は2だそうです。つまり、メンタル面で成熟するのがだいたい2歳くらい。(じゃあ逆に言えば、2歳過ぎてもこんな調子じゃ、あきらめた方が良いってことですかい??)
体重50.6ポンド(22.95キロ)、1歳の時の体重に逆戻り??
何はともあれ、私はコナーが「神童」だとは思ってないので、平均的な上達率で進んでくれれば、それで文句はありません。
人間だって、あまり若いうちに才能が開きすぎると、年取ってから長続きしないですもんね〜。(笑)
コナーはきっと「大器晩成型」なのよ〜♪(←と、どこまでも前向き思考。)
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ところでこちらは昨日、シェルターで見かけた子犬のワンちゃんです。
毛が白くてキレイで、実物は写真よりもっともっと可愛いんですよ。
一体何のブリードだろうと思って見てプロフィールを見てみたのですが...
ライリー君♂
驚愕!!...なんとジャーマンシェパードとチワワのミックス!(←そんな事ってありうるんでしょうか?)
おまけに、まだ3ヶ月のパピーなのに、すでに体重が13ポンド(約6キロ)あります。 ←まっちゃんちの大チワワ(←言ってしまった、ごめん)のテンちゃんよりでかいぞ〜。
てことは、母親がジャーマンシェパードってこと??(いや、そうであった事を願います。)
プロフィールによると、ちょいとビビリで、トレーニング必須だと書いてますが、3ヶ月のまだまだこれからのパピーです。(とにかく可愛い♪)
ご興味のある方は、ぜひシリコンバレーのHumane Societyに問い合わせてくださいね♪
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それにしても、チワワがGシェパードにマウントしている姿、想像できな〜い!
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ちょっと前に、CGCテストの準備に備えて、陽性強化トレーニングセミナーに参加した、と書いたのですが、そこで頂いたマニュアルの中に、コナーのしつけにとても参考になっているものがあるので、紹介したいと思います。
またまた、興味のある方は、読み続けてくださいね♪
題して「この世にタダのものは無い!Who's house is this anyway??」
よく犬飼い初心者の中には「犬を迎え入れたら、とにかく可愛がる。愛情を注げば、犬は飼い主の事が大好きになり、言う事を聞いてくれる」と勘違いしている人がいるそうです。ごくたま〜にそんな犬も居るかもしれませんが、それは本当に稀です。
だから、逆に言えば、愛情を注いでいるにも関わらず、言う事を聞かない犬には腹を立て、叱る、怒鳴る、叩く、などの罰を与えるそうです。
こんな風だと、いつまでたってもこの悪循環から抜け出せません。それどころか、叱られる事に慣れてしまった犬には、さらにどんどん声を張り上げて行かなければなりません。端から見ても、ちょっとはしたないですよね?
できればそんな事しなくても、軽く合図しただけで、犬がサッと正しく動いてくれたら、すんごくカッコいいと思いませんか?
陽性強化では、罰を与えないといいますが、それはこのような「怒鳴る、叩く、引っ張る」などして恐怖を与える「加える罰」の事です。もちろん、陽性強化にも罰はありますよ〜。ある意味、もっと効果的で、厳しいのが...(笑)。
陽性強化法で成功するには、ただ良い事をした時に、褒めて「報酬」を与えるだけでは効果が上がりません。それと平行して、犬が「好ましくない行動」を起こした時は、とことんこの「報酬」を取り去って行きます。これが陽性強化で言う所の「罰」です。専門用語では「negative punishment(負の罰、つまり良い事、楽しい事が終わる)」と言うそうです。
ちなみに、悪名高き「加える罰」のことは「negative reinforcement(負の強化)」と言います。簡単に言えば「辛い事が終わることによって強化される」、つまり子供のほっぺたをつねって「ごめんなさい」と言うまで放さないというようなものです。昭和の時代ならともかく、今時こんな風にして子供に言う事を聞かせる親っているのでしょうか?
犬に対しても、こんな「古典的」なやり方は、もう終わりにするべきだと思います。
で、「負の罰」の方に戻りますが、この陽性強化の言う所の「報酬」って何だと思いますか? 食べ物だけではありません。あなたの犬が欲しがる物、事、好きな物、事すべてです。
おもちゃ、お散歩、外に出ること、撫でてもらう事、かまってもらう事、他の犬と遊ぶ事...とにかく自分の犬が喜ぶ事を全てリストアップし、それを飼い主が全部コントロールするのです。行儀よく振る舞うか、何か良い行いをしない限り、絶対に与えません。そう、タダの物など何もないのだ!
ねえ、厳しいでしょう?(笑)
飛びつく、吠える、わめく、暴れる...マナーの悪い犬は完全無視です。冷酷な表情で、目も合せません。犬の楽しみ(報酬)は全て取り上げて、どんな要求も絶対にのんであげません。時には部屋を立ち去ります。
犬は自分の要求を通すために、ありとあらゆる方法を試すといいます。そして色んな方法を試して、それを飼い主から拒絶されるうちに、通用するのはただ一つ、行儀よくしていること(静かにおすわりして待つ、など)だと学習するのです。
こうなってしまえば、後はもうオートマティックです(笑)。
恐怖を与えて従わすのと、犬が自分の頭で考えて、自主的に従うのは雲泥の差ですよね。これで犬の頭も良くなって、一石二鳥だそうです♪
(まとめ)
犬に愛情を注いで、見返りを期待するのは、かなりナイーブすぎ。犬はもっと「現金」なのだ(笑)。いつも自分が一番得する方法を頭の中で考えているのです。
でも、自分が得すると分かれば、なんでも率直に従ってくれるのが、また犬の可愛いところなんですよね〜。
犬に与える「資源」は、飼い主が賢くコントロールね♪
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今日のシェルター。ピットブルのコナー君、居なくなってました!いいお家に貰われたのかな〜。
皆さん,こんばんは♪
今日はコナーと一緒に、中級オビディエンスの第一回目のクラスに行って参りました。
今回も、場所はシリコンバレーの動物愛護団体のある施設。生徒数は、CGCクラスと同じく、コナーを含む4頭(すべて大型犬)でしたが、今回はヘッドトレーナーのシシリアさん、サブトレーナーのスーザンさん、そして助手が1人、計7名のとっても楽しいクラスになりました。
今回も、コナーが一番若いのですが、生徒のレベルはCGCクラスよりやや低め。コナーもしっかりとけ込んでましたよ〜。(笑)
本当だと、このコースを卒業した後に、CGCやスポーツ、ラリーO、などの「スペシャルティークラス」に進むらしいのですが、私はそれをすっ飛ばして、CGCを先に受けてしまいました(汗)。
今日は、sit, down, stay, standの基本コマンドに磨きを掛けるテクニック(つまり、より速く、ハンドシグナルのみ、またはボイスのみ、など)を勉強し、そして、他にはより正確なヒールウォークの練習などを行いました。
ところで、AKCの競技会などに出る場合、ヒールウォークで、犬は必ずハンドラーの左側と決まっているのですが、なぜだか知ってますか?
これは昔から軍隊で、兵隊がライフルを下げるの右肩と決まっていたそうで、誤って撃たないように?犬(軍用犬)は左側を歩くと決まっていたからだそうです。
それで未だに左側? 軍隊でもないのに〜??変なの(汗)。
でもそのお陰て、左利きの私は結構得してるのかもしれません。利き手の方が、ハンドシグナルも出しやすいし...(笑)。
最近ちょっとだけ落ち着いてきたコナー。
毎朝30分のトレッドミルの効果だと思ってる私です。
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またまたちょー長いです。興味のある方は読んで下さいね♪
以前も書きましたが、ドナルドソン氏はサンフランシスコにある犬の訓練士養成学校「San Francisco Academy for Dog Trainers」の創設者で、このアカデミーは、全米でも一流、「訓練学校のハーバード」などとも呼ばれています。
ここには新しくトレーナーになりたい人はもちろん、今まで「旧式の訓練法」を実践してきたけど、だんだん「疑問や限界」を感じてきたと言うトレーナーも数多く学んでいます。
画期的な、本物の陽性強化トレーニングを学びたい人には、このアカデミーが理想的だと思います。
実際、ここの卒業生は(シシリアさんもそうです)本当に素晴らしく、毎年SFベイエリアの雑誌が選ぶ「Trainer of the Year」にもよく選ばれています。
「特殊なカラー」や他の罰を多用して、(言う事を聞けば)たくさん褒めてあげます♪ なんてやってるトレーナーはノミネートすらされないでしょう。
個人的な疑問なのですが、今ではこんなに犬への負担やリスクを抑えた、よりよい訓練法がどんどん確立されているのに、それをろくに試そうとせずに、ただかたくなに拒否する人は、よっぽど犬に罰を与えるのが好きなのでしょうか? でなければ、そーゆー方向に向かうことで、自分が損してしまう人なのでしょうか?
いずれにせよ、犬のことより自分の立場や利益を優先しているように思えます。
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こんな風に書いていると、3年前、初めて私の「がん」が発覚した時、手術も治験のチャンスも何も与えてくれず、私をそのまま見殺しにしようとした最初の「傲慢主治医(←ホークアイではありません)」の事を思い出してしまいます。
私の過去の治療暦を読んで知ってる方もいらっしゃると思いますが、その最初の主治医の病院には、たまごっち先生のような凄腕外科医も、新薬を使った治験も、何もありませんでした。あったのは、20年来の古い抗ガン剤による治療のみ、それも奏功率は非常に低いもの。
それだけ試して、ダメなら後は死ぬしかないという感じでした。実際、もってもせいぜい1年、1年半だと思っていたようです。私がたまごっち先生の手術を受けたいと訴えたときも、あんなカウボーイ気取りの外科医を信用したら、もっと命が短くなると、皮肉たっぷりに言われました。
自分が出来ない治療法は、全て「無理、効果はない、やっても無駄」の一点張りでした。今思えば、この医者は、患者の命よりも、自分の医者としてのエゴを優先させていたのです。
幸運にも、私はこの主治医の元を去る事ができ、ホークアイの治験、たまごっち先生の手術、そしてスイスのPRRT治療で、3年後の今もまだピンピンしています。
話がそれてしまいましたが、本の事に戻って、ドナルドソン氏は、まず何よりも、飼い主は「犬を擬人化する態度、犬の固定観念」などを捨てなければならないと言っています。
普通、犬をペットとして迎えたいと思っている人は、だいたい犬のことをフレンドリーで、いつもハッピーでシッポフリフリ、飼い主にも他人にもすぐ懐いて、横にちょこんと座って待ってるような、かわいい天使を想像しているようです。
でも、いざ飼ってみて、犬にそれが出来ないと分かると、こんどはその犬を「悪い犬」「バカ犬」呼ばわりします。
でもドナルドソン氏曰く、この「悪い犬」「バカ犬」と言うのが本来の犬の姿だそうです。
最初から飼い主が期待しているような「理想の犬」なんていないそうです。そして、そーゆー風に、飼い主が犬を「過大評価」し、犬に出来る事を「高望み」しているから、犬を罰したり、叱ったりする行動に出るそうです。
犬のしつけ・訓練は、そんな風に「感情的」に行うものではありません。そうした所で、苦労した程の効果はあまりないそうです。むしろ、学校で先生が生徒に難しい算数の方程式を教えるように、順序立てて、システマティックに教える方が、犬の理解力も高まるそうです。
実際、音楽を一度も習ったことのない子供に、音符が読めないからと叩いて叱ったところで、読めるようにはなりませんよね。子供が安心して「ド・レ・ミ」からゆっくり、習える環境が必要です。
最後に、こちらがそのドナルドソンの指摘する「犬の本当の姿」リストの一部です♪
もしあなたがこれらのことを「悪いこと」と言って怒鳴ったり、罰しているとしたら、あなたは犬を犬として認めていません。一度、人間の尊厳をすべて奪われて、チョークチェーンを首に巻かれ引きずり回されれば、人間もその意味がより深く分かるのかもしれません。
1.It's all chew toys to them(僕ら犬にとっては、回りあるのもの全てが齧るためのおもちゃなのさ。顎はいつでも鍛えてなくっちゃね♪ 家具でもソファーでも、どれが貴重なものなどの区別はつかないよ。)
2.Amoral(僕らには道徳観念がないんだ。分かるのは危険が安全かだけ。)
3.Self-interested(基本的に自分の利益になることしか興味がないよ。あなたを喜ばせたいなんて、これっぽっちも考えてません。)
4.Lemon-brain(僕らは脳に「しわ」があまりありません。「おバカ」なのさ。報酬をもらえるなら、いっぱい練習して勉強してもいいよ。でも本を読んだり、テレビを見たり、話を聞いたりして勉強できないんだ。)
5.Predators(僕はつよ〜い捕獲動物なんだ。くんくん獲物を探すし、追いかけるし、飛びついて噛んだりする。そして取った獲物(餌)は絶対に渡さないよ!)
6.Highly social(僕はいつも皆と一緒じゃないといやなんだ。一人でいることが大嫌い。寂しいと泣いちゃうよ。)
7.Finite socialization period(僕はつねに回りの皆と接していないといけないんだ。そうしないと、他の犬や、人がだんだん怖くなってしまうんだ。)
8.Opportunistic scavengers(チャンスさえあれば、手に届く食べ物は、取って食べちゃう♪ だって次に餌が手に入るのはいつかわからないもんね←捕獲動物)
9.Resolve conflicts through ritualized aggression(僕らは嫌いな相手の事を、ママに言いつけたり、訴訟を起こしたりしないんだ。解決策はただ一つ、ガウガウさっ♪)
陽性強化では、犬のこのような「本能による癖」を、効率よく修正していくテクニックがたくさんあります。
もちろんこの方法が全てだとは言いませんが、力や脅迫を使う前に、犬に正しく学ぶチャンスを与えてあげませんか?
いつもクリックありがとうございます♪
昨日の陽性強化の記事に、たくさんのポジティブなフィードバック(反応)を頂きまして、とっても嬉しく思います。長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました♪
皆さんの鋭い読解力で、きっと私のへたっぴな文章も理解して頂だけたと思います。結局、私が伝えたかったのは、本当の「陽性強化トレーニング(positive training)」とは、最近よく安易に使われている「褒めて躾ける訓練」みたいな言葉とは一線を画すもので、(少なくともアメリカでは)もっと動物学的、科学的根拠に基づいた、もっとテクニカルな訓練法と言う事でした。
実際、アメリカでは「オヤツ、トーイ、他の犬とのプレイタイム」と言った「報酬」の方が、飼い主が褒めてあげることよりも、より効果があるという研究結果が出ています。陽性強化は、この「報酬」を多用します。
もちろん褒めることも大事ですが、最初は「報酬」とセットでしか使われません。そしてその褒める口調やコマンドも、基本的には明るいけど、落ち着いたニュートラルなトーンを使います。よほどやる気がない犬とか、どうしても奮起させなければいけない時(リコールとか)しか「きゃぴきゃぴ声」は使いません。(特にコナーは興奮しやすいので、いつも私はニュートラルです。)
それに、だいたい褒めることくらいなら、普段からだれでもやってますよね。いつも罰を与えている人だって、犬か言う事を聞けば、もちろん褒めるでしょう。
「褒める事に重点を置いた訓練法」なんて謳ってても、実際はチョークチェーンを使わせたり、他にも罰を訓練に取り入れているトレーナーもいます。
陽性強化では、そういう事は一切しません。
こんなの絶対に叱らなければダメじゃない?ってなシチュエーションも、よりポジティブなテクニックにすり替えられてます。まさに目からウロコです。だから面白くて完全にハマっちゃうのかもしれません。(笑)
やはり、本当に自分の犬を愛して、可愛がっているのなら、痛めつけたり、怖がらせたりして全く平気なわけないですよね。
だからトレーニングは、いつでも絶対に楽しくなくっちゃいけないと思うのです。
Dogs are our link to paradise. They don't know evil or jealousy
or discontent. To sit with a dog on a hillside on a glorious afternoon
is to be back in Eden, where doing nothing was not boring - it was peace.
or discontent. To sit with a dog on a hillside on a glorious afternoon
is to be back in Eden, where doing nothing was not boring - it was peace.
- Milan Kundera
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